コロナ禍でWEB関係への関心が非常に高まっている。特に、これまでは大企業が行っていたことを、中小小規模企業でも導入するようになってきた。その1番の例がECサイトである。
以前ECサイトについてブログを書いた
→https://visionconsul.com/2587/
商品を扱う企業であれば、ネット販売を行うことが今後は必須となっていくと思われる。
そこで、今回は、まだホームページをはじめ、WEB関係に自社の情報をちゃんと記載していない事業者さん向けに、Webサイトの必要性についてお伝えする。
ホームページが必要な理由って?
まず、そもそもとして、なぜホームページが必要なのか?を考えてみたい。少しばかりあなた自身もその理由を考えてみてほしい。
実を言うと、10年ほど前までは、ホームページというのはWEB上の広告としての役割が強かった。つまり、ホームページからの問い合わせを獲得するために、多くの企業、特に大企業を中心に少しでも魅力的なホームページを作成していたわけである。
また、それに追随した中小企業でも、競合他社がほとんどホームページを持たれてない場合は、かなりホームページからの問い合わせがあった。かく言う私自身も、10年ほど前に学習塾を共同経営していたころは、ホームページからの問い合わせが月に1件程度はあったのを覚えている。
しかし、スマートフォンの普及が急速に拡大し、誰もがいつでもどこでもインターネットにアクセスできるようになると、ホームページの役割は徐々に変化していった。
現在では、ホームページというのは問い合わせを期待するものではなく、下記のような意味合いが強くなりつつある。
- 1自社を知ってもらう(認知、つまり、どういった会社なのか?をお客様にイメージしてもらうため)
- 自社があることを証明するもの(単なるペーパーカンパニーではなく、実際にちゃんと運営されていることを示す)
- 働き手の情報収集(就職先やアルバイト先を選ぶ際に、どういった企業なのか?を働き手が調べるツールになっている)
このように、以前の意味合いとはかけ離れたどちらかといえば「会社四季報」のような役割を持っているわけである。
【ホームページの役割が変わった背景】
ホームページの役割が変わってきた理由は、何もスマホの普及による情報爆発!と言う現象だけではない。2000年代に入り、旧商法から会社関係の条文が切り離され、新たに会社法が施行され、会社の設立のハードルが下がったことも原因である。簡単にいえば、以前であれば、株式会社の設立には1,000万円、有限会社でも300万円のお金が必要であった。しかし、今は1円から会社を設立することができる。
これは、客側にとってみれば、本当にこの会社って運営されているの?それとも単なるペーパーカンパニー?ということがわからなくなったわけである。そこで、企業としての証明として、『ホームページ』というものが重視されるようになったわけだ。
行政機関などでいえば、納税の証明さえあればいい、という感覚であるが、民間のそれも常時取引するような場合ではそうも行かない。お金だけ払って逃げられては元子もないからだ。
だからこそ、あなた自身も、きちんとホームページのようなWEB上の情報公開が必要になっているわけである。
どうやってホームページを作る?
お金をかけたホームページの場合は、それなりにしっかりしたものが出来上がるが、私自身、わざわざ最初からホームページなどにお金をかける必要はないと思っている。まぁ、弊社では、ホームページ制作なども請け負っていることから考えるとすごく矛盾していると思うが(笑)。
このように考える理由は3つある。
まず1つ目は、ホームページの制作・運用には少なからずランニングコストと制作費がかかる。そういったまとまったお金を特に小規模企業や個人事業主で賄うのは、スタート初期であれば大変だからだ。
弊社で作った場合でも、通常であれば制作費として40万円〜、ランニングコストが年間8万円程度かかる。製作費は別としても、ランニングコスト分の費用対効果をよくよく考える必要がある。
また、2つ目の理由として、ここ数年、ホームページ制作について非常に簡単に自分できるツールが増えたことがある。こういったツールを使えば、無料でホームページを作ることができる。また、テンプレートも充実していることから、初心者でも簡単にそれなりのホームページを作ることができる。
そして、3つ目。この理由が一番重要な理由である。それは、以前よりも検索しやすくなった!ということである。
これは、少し説明が必要だろう。実を言うと、2つ目の理由で挙げた無料のホームページだと以前は検索にひっかりにくいというデメリットがあった。また、URLも長いため、名刺などに記載しても誰もみてくれないというデメリットがあったわけである。
しかし、現在では、Googleの進化により、無料でGoogleマイビジネスという登録を行うことができ、そこに登録すれば、企業名で検索したときに右側に出てくるようになったこと。そこにWebサイト情報を載せることができるわけだ。だから、検索に引っ掛からなくてもそこまで問題がない。また、紙ベースでもQRコードが普及し、簡単に作ることができるため、名刺やチラシなどにもQRコード一つ載せれば簡単にWebサイトにアクセスすることができる。
このように、すごくハードルが下がったことから、起業したてであったり、まだホームページを持たれてない企業さんには、とりあえず、こういった無料のホームページ制作ツールを利用して、自分たちで作ってみることをオススメしている。そして、必ずGoogleマイビジネスへの登録をしていただきたい!!
あ、決して、弊社が楽をしたいわけではないので!!(笑)
WEBを使っての情報発信、今は本当に簡単にできるようになった。今回はホームページを取り上げたが、これ以外にもSNSなどもあり、いろんな媒体を使って情報発信をすることができる時代である。あなたも臆せずぜひトライしてみて欲しい。
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