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競合と差別化するときに必要な3つのポイント

いきなりですが!

鬼滅の刃
呪術廻戦
東京リベンジャーズ

などなど・・・あなたも聞いたことのあるアニメだと思います。

先日の鬼滅の刃の映画、無限列車編を見た人も多いのでは??(もちろん、私も家族で見た!笑)なんと、21%以上の視聴率を出したとか・・・

※au利用者さんは上記のようなAR画像が作れるサービスを今やってます(笑)ということで、早速息子が炭治郎に(笑)

企業を分析するときに考えていること

私自身、マーケッターとして、こういった流行り物を目にした時、まず考えることは、「どうして流行っているのか??」という点。もちろん、理由なんてたくさんあるから、全てを考えるのは大変。だけど、自分なりに分析することが重要。

最近、すごく思うのだが、ビジネスマンの差ってこういう『自分なりでもいいから考えるかどうか?』にかかっているのだと思う。

だから、こういった意識は、ビジネスにおいてとっても必要なこと!!

例えば、自社の商品・サービスと類似している競合他社の商品・サービス。もし、あなたの商品・サービスよりも競合他社の商品・サービスの方が売れているとしたら・・・??その理由を考えなきゃいけない!

ということで、その理由を考えるときの大まかな3ステップをピックアップしてみた。

  1. 共通点の洗い出し
  2. 共通点から見える特徴
  3. 自社の商品・サービスと比較

こういった分析手法にはいろんなやり方が存在するが、沼にハマってしまうと時間だけがかかって機動的な経営ができないので、私は上記の3ステップでとりあえず仮の結論を出す。もちろん、クライアント企業の場合は、1つ1つについてできる限りデータを集め、裏付けを取るが、あなたの場合は自分なりに、かつ簡単に考えてみることが大切

経営者は、自社のことをしっかりと考えなければならないが、すばやい判断ももちろん必要。あまりにも情報収集や分析に時間をかけすぎては、チャンスを逃してしまう。だから、考える項目はせいぜい3つから5つぐらいに抑えておくのがいい。

で、例として最初にあげた、昨年から流行っているアニメについて考えてみると、、、!?

①共通点

  • キャラクターの特徴が際立ってる
  • アニメーションの絵がすごくキレイ!
  • ストーリのおもしろさ

といったものが考えられる。で、こういったアニメの場合は、これ以外の作品、特にそこまで流行っていないものと比較することができる。そうすると、キャラクターの特徴だったり、ストーリーのおもしろさっていうのは、他の作品にも当てはまる点だとわかる。

②共通点から見える特徴

とすると、上記の3つのアニメが流行っているのは、これまでのアニメ作品と違って、

アニメーションの絵がキレイ!

という特徴が見えてくる。

③自社の商品・サービスとの比較

具体的には、鬼滅の刃や呪術廻戦などは、キャラクターの技がすごく細かくキレイに描かれていたりする。

これとは違い、東京リベンジャーズの場合は、昔ながらのヤンキー漫画のように思えるが、女性でも受け入れられるよう、キャラクターの目や顔がキレイに描かれている。

昔のヤンキー漫画と比べるとよくわかる。昔は目が細長い!が、東京リベンジャーズは、割と目が大きく描かれている。

これまでのアニメは、ストーリーの設定とか主人公の成長など、そういった側面で、人気不人気の差が出ていた。が、今回取り上げた3つの作品は、これまでとは違う『見た目の違い』、つまり、『アニメの絵のキレイさ』を重視したわけである。これが、幅広く受け入れられるポイントになっていると考えられる。

個々の分析と全体の分析は違う

実は、先日たまたまニュースを見ていたら、今回のブログで取り上げた東京リベンジャーズの人気の理由について、専門家と言われる人が話をしていた。要約すると、『個々のキャラクターの設定』が人気の理由と話をしていた。

もちろん、そういった側面があることは否定できない。

が、今回『流行』というものについて、もっと全体的な面から考えて欲しいことから、あえて個々の設定ではなく、全体的なポイントをあげたわけだ。

ビジネス、とりわけ経営者にとって、こういった全体的な視点(=俯瞰(ふかん))が非常に重要だということをわかっていただけたと思う。その俯瞰的な視点が、上記の3つのポイントになる。

こういった視点から自社の商品・サービスを競合他社と比較し、そこからどういったポイントを改善していくのか?つまり、競合他社との違いを出していくのか?を導くことが重要である。その訓練には、違う業界の流行りを分析するのが一番手っ取り早い。

最後に一つ、今回のパターンについての好事例をあげる。

その事例が『SoftBankのお父さん犬』で一躍有名になったCMである。

CMというのは、それまでほんの数秒から15秒程度で完結するCMが主流であった。どうしても広告費用の面と消費者への認知という効果を考えて、通常であれば時間内に完結するCMを考えるのが普通である。

しかし、ソフトバンクはそのCMの全体的な側面を分析し、あえてストーリー性、つまりそのCMだけで完結しない形のCMを作ったわけである。

それが、逆に大ヒット。お父さん犬は誰もが知っている有名犬になったわけだ。

これは、大企業の例であり、我々のような中小小規模企業には当てはまらないと思いがちだが、この考え方自体は、私たちでも使うことができる。大企業の好事例は、その考え方を応用することが中小企業にとって必要なことである。

あなた自身も、競合他社を全体的に見て、そこから自社ならではの違いを考えてみてはいかがだろうか?

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