着実に成長を続ける市場
昨年末からコロナ禍もあってECサイト制作の依頼や相談が増えてきている。
自粛や時短、テレワークといった、とにかく家で大人しくしろ!の政策に一つも文句を言わず従う日本国民。。。いや〜、本当にあの第二次世界大戦でコテンパンにやられた後、ここまで経済成長することができた理由がなんとなくわかる気がする・・・
と、まぁ、コロナのことは別にしても、ここ数年、右肩上がりで業界成長をしてきたネットショップの世界ですから、『コロナ』というのは単なる引き金なだけで、結局は今のようにECサイトの制作についての相談って増えたんでしょうけど・・・

単位:億円
【ちょっと業界解説】
上記のグラフはここ数年の物販系におけるECサイトの市場規模を示している。直近の2020年は年間で12兆円以上の市場規模になっており、2013年と比較すると2倍以上になっている。
また、上記の折線グラフが表すのは、その業界内でどれぐらいECサイトが使われているか?を示すものである。つまり、2020年では、物販系の業界内で約8%の企業がECサイトを使っていることを示す。(100社中8社程度)
世界的な傾向としては、業界の約18%程度がECサイトを使っているという調査があり(経済産業省の発表)、日本の数字はまだまだこれから伸びていきそうである。
自主制作?それとも頼んだ方がいい?
このように、今後も成長が見込めるECサイト市場であるが、特にここ最近の相談内容で多いのが、「自分で作るのと制作を依頼するのとどっちがいいですか?」という内容。
ここ最近、ECサイトが簡単に制作ができる!なんて感じのCMなど、見たこある方多いんじゃないかな??特に「ネットでお店を開くなら〜・・・」で話題の、『BASE』なんかが代表的な例。このCMを見たことがある人も多いのでは?
香取慎吾さんがイメージキャラクターを務め、あの短い時間でインパクトのあるCMが頭から離れられない感じになる(笑)
そんな話題の『BASE(ベイス)』、公式サイトを見ると、本当に簡単にネットショップが開設できるように作られている。
→https://thebase.in/(参照:BASE公式サイトURL)
公式ホームページ上の情報ではあるが、現在ではBASE上で150万以上のショップが開設されているとのこと。
まぁ、こういうのを見ると、これやった方が良さそうだな〜なんて思ったりしちゃうよね。
ECサイトいえば、このほかにもYahooショップや楽天ショップ、Amazonでの出店などいろんなものがあります。
で、肝心の自主制作or制作依頼、どちらがいいんでしょう?
結論から言うと、今後本気でネットショップに力を入れるなら、ECサイトは制作を頼んだほうがいい!ということ。
その理由を数値の面と理念の面と、経営上必要な両面から紐解いていこう。
目の前か、遠い先か
まずネットショップの開設に関しては、私自身が考えているポイントが5つある。それが次の5つである。
- ECサイトをやる期間
- ECサイトで販売する商品数
- 決済における手数料
- ECサイト維持のための経費負担
- ECサイトを開設する目的
これらは相互に関連していて、どれも重要であるがグループ分けすると1〜4が数値の面で5が経営理念の面。もちろんどれも欠けちゃいけないが、あえてこの順番にしているのにはちゃんとした意味がある。
ここ最近のECサイトについての相談(半年で25件以上)を分析すると、コロナ禍という事情もあって、『ちょっとお試しなんですけど、ネットでも売れるか?を確認したくてECサイトを作ろうと思ってます』という経営者の方が95%以上であったことを踏まえて、上記のような順番にしている。
「コロナが終息するまでの間・・・」、「半年ほどお試しで・・・」というように期間限定でまずはECサイトを立ち上げてみよう!と考えているなら、無料で立ち上げられるBASEなどを利用した方がいい!ということ。
また、出品する商品数が4、5品ぐらいであれば、わざわざ自社でECサイトを構えなくてもいいと思うし、それぐらいの品数であれば、手数料としてもそこまで粗利を圧迫することもないと思われる。
ちなみに、手数料や経費などを考えると下記のようになる。
<BASEの場合>
月額費用・・・無料
決済手数料・・・6.6%+40円
振込手数料・・・250円
※振込に関しては2万円以下の振込の場合は別途事務手数料が500円かかる
こうやって実際の費用面を見ると、BASEなどの簡単ECサイト作成サービスは、非常にお試しにはもってこい!のものであることがよくわかる。ただ、このBASEに関しても2017年に決済手数料を3.6%から現在の6.6%に改定している。おそらくであるが、今後は10%程度になると思われる。
このように考えると、自社でECサイトを運営している場合、一般的にはクレジットカードなどの決済手数料が3%前後であることを踏まえると、商品数や販売期間によっては、経費負担が逆転することが考えられるわけだ。
つまりは、費用や経費などを考えた上で、今後ネット販売に力を入れていきたい場合は、早めに自社でネットショップを立ち上げた方がいい。この手数料の差額がどんどん重くのしかかってくるからだ。

こ、これ以上は・・・
弊社では、できる限りお客様に負担のないような形で、ECサイトの立ち上げを支援している。もちろん、BASEなどの無料制作サイトでのWEBコンサルティングも行っている。もし今現在、あなた自身が「ECサイト立ち上げようかな・・・!?」と悩んでいるなら、まずは上記の5つのポイントを参考に、費用の計算をしてみて欲しい。
『自分では考えられない〜( ; ; )』という場合は、下記からご連絡を・・・
お知らせ
株式会社ビジョン・コンサルでは、経営者・ビジネスマンのためになる!メルマガを毎週火曜日・金曜日に配信中!
ほんの3分で読めて、その週のビジネスのポイントになることがわかるから、すぐにでも使うことができる!お申し込みは下記から。
コメント