コンサルティング

人材の育て方の変化【若手従業員の育成】

Vol.816

ちゃぶ台返し、、、

※ネットにあった画像を使わせていただいておりますm(_ _)m

昭和世代の方なら名作アニメ『巨人の星』のシーンを思い浮かべられるのでは!?こんな頑固親父がいて、叱られたりするのが怖かった時代。ですが、今の若い世代の多くは、叱られたり、怒られたりすることが怖くなくなった!その理由を前回のブログでお伝えしました。

 

最近流行りのほめることは本当に有効なの?

このように、叱られても平気なってしまった世代に対して、社員教育でよく叫ばれているのが、

褒めて伸ばす

というやり方。そりゃあ、上司や経営者であるあなたに褒められて、嫌な気持ちになる従業員の方なんて普通はいません。ただ、この褒めて伸ばすというやり方を多くの方が“勘違い”しており、使い方を間違えているわけです。

 

surprise「え!?それってどういうこと??」

 

巷に溢れている人材育成の本などに書かれている方法では、表面的なものでしかない!!ということ。単に褒めるだけでは、『わざとらしい』し、『裏があるんじゃないか!?』と勘ぐってしまうのも無理はありません。

では、どういう理由で褒めて伸ばすのか??

ポイントは、今の若い世代は『怖いものが無くなりつつある』ということ。昭和世代は、怒られたくないという気持ちがありますが、最近の若い世代はそれがないわけです。(怒られ慣れていないという部分もありますが。)

 

プレッシャーを与える

そんな怒られることに対して有効性が全くない若い世代ですが、逆にこの若い世代にとって有効なプレッシャーのかけかたが、『褒める』ということ。そうなんです!!巷に溢れている人材育成本で書かれている『褒めて伸ばす』というのは、単に褒めるのではなく、

相手にプレッシャーを与える褒めかた

をしなければならないのです。

 

上司や先輩から怒られるというプレッシャーは無くなりつつありますが、逆に学生時代からの親や周りからの期待に応えなければ!というプレッシャーは我々昭和世代以上にもっています

これは、少子化により、親が子供に対する目のかけかたが変わってきたことにもよります。普通の子供でも、両親から、

・絶対に公立高校に合格して

・浪人せずに大学に合格して

・それなりの企業に就職して

こういった期待をかけ続けられているわけです。すると、子供達は無意識のうちに、『この期待に応えなければ!』という意識が芽生え、その期待に応えられないことに対して畏怖を感じます。

人間は、怠け者の生き物ですから、ある程度プレッシャーが必要。そんなプレッシャーのかけかたが、以前は怒ったり、叱ったりすること、だったのですが、今は期待をかける褒めかたでプレッシャーを与える!というふうにかわってきたわけです。

 

まとめ

◯ 怒ったりする育成方法は、若い世代に通用しない。

◯ 単に褒めるだけではダメ

◯ プレッシャーを与える褒めかたがこれからの人材育成のカギ

 

向上心創出コンサルタント

滝原雄太でした。

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