コンサルティング

人材育成がうまくいかない理由【ゆとり世代編】

Vol.815

crying「人材がうまく育たない、、、」

多くの企業様で悩まれているものですね。あなたの会社でもそういったお悩みがあると思います。私のコンサルティングのスタンスは、まずは経営者であるあなた!の向上心を育てていくことが第一義なのですが、それは会社の両輪である従業員の方の向上心も育ててこそ!!

だからこそ、私の場合は、従業員の方にもコンサルティングを行なっていきます。

ただ、今の時代、中小企業でも社員研修などを行う時代。あれやこれやとうるさくなりましたからね。もう一部の大手だけの話ではありません。

 

ゆとり世代以降何が変わった?

これから夏休みにかけて、就職活動が本格化していきます。多くの企業の就職試験や面接試験が行われます。新社会人になる大学生にとっては、大変な時期に差し掛かりますね^ ^

採用に関しては、こちらの方のブログが参考になると思います。採用コンサルタントの酒巻さんのブログをぜひご参照ください!!→GREAT人材ドットコムはこちらから

そんな就職活動を頑張って勝ち抜いてきた若い平成世代の人は、我々のような昭和世代とは考え方が違うのでしょうか??そこで、本日のブログでは、『どうしてこれまでの社内教育ではうまくいかなくなったのか?』をお伝えしようと思います。

 

まず、よく経営者さんにお聞きするのは、

sad「今の若い人たちって、意識が低い」

といった意見。だから多くの経営者さんは、書店に行き、人材育成の本を買ってそれを参考に育成を試みてみるのですが、イマイチうまくいかない。ほら、最近の本には、

◯ 褒めて伸ばす!

とか

◯ 仕事をどんどん任せる!

なんて書いてあるものですから、それをそのままやってみるんですが、どうもうまくいかない。あなたにもそんな経験があるんじゃないでしょうか?

 

うまくいかない理由

きっとあなたの心の中には、「わしらの時はこうだったのに、、、」という気持ちがあると思います。それがなぜこんなにも違うのか!?理由が検討もつかないと思います。

また、巷に溢れている人材育成の本も、【本質】の部分を作者が理解せずに書いているものですから、表面的な『褒める』とか『任せる』しか書かれていないんですよヽ(´o`;これは本当に残念なことです。

 

私自身、長年小・中・高生の教育に携わってきてたどり着いた【本質】が、

現代の若い世代の人は、畏怖を感じないから

ということ。

例えば、昭和世代の人は、子供の頃を振り返って、「罰が当たる」とか「神様が見ている」とかって言われませんでした??私も何か悪いことなどをすると、祖父母などにこう言われました。つまり、人間よりももっともっとすごい存在がいて、その神様とか仏様のような存在が自分を罰するよと。

これ以外にも、祖父母の家には仏間があり、薄暗い部屋なんかがあったりして、子供心に『怖い』という感情と『好奇心』が混じり合った感情になったりしていたのを覚えています。

 

ですが、核家族化が進み、欧米の文化がどんどん取り入れられ、マンション暮らしや白を基調とした現代風の明るくモダンな住宅に住むようになり、子供達は、『現実とは違う世界』であったり、『神や仏』といったものを信じることがなくなってきています。

だから、「罰が当たるぞ!」なんていっても、子供達の顔は『何それ!?』といったような表情。畏(おそ)れを持って敬うという気持ちがないわけです。だから、中学校の部活などでも先輩後輩の垣根がなく、どちらかというと友達に近い感じになっているわけです。

 

畏怖がなくなると、、、!?

この畏怖という感情がなくなると、何も怖く無くなります。そう、

怒られるのが怖くない!!

わけです。

昭和世代の人たちは、『先生に怒られるのが怖いから』、『先輩に怒られると怖いから』という気持ちがありました。ですから、怒られまいと必死になり、それがプレッシャーだったわけです。

※この話は【パワハラ】の話にもつながります。中央労働災害防止協会をはじめとする各種調査機関のパワハラ調査によると、年代が上がるにつれて「パワハラを受けたことがある」と答える人が増加する傾向にあるのです。それは、『怒られることがプレッシャー』な世代だからでもあります。

 

ですが、平成世代の若い人たちの多くは、怒られることがプレッシャーにはなっていません。だって怖いものがないから。だからこそ、これまでの人材育成の方法ではうまくいかないのです。

では、どうやって育成すればいいのか?ちょっと長くなりましたので、次回でお伝えしますね!

向上心創出コンサルタント

滝原雄太でした。

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