はじめに
このブログでは、弊社やクライアント企業、また様々な情報をもとに、企業におけるマーケティングの失敗事例をご紹介しています。
成功事例は数多くあれど、失敗事例ってなかなかない・・・そんなとある経営者さんの声にお応えすべく!毎回、いろんなマーケティング手法についての失敗事例を取り上げています。また、YouTubeでも配信しておりますので、ぜひそちらもご視聴ください。
【YouTubeはコチラから】
→https://youtu.be/p41J_oSd8NQ?si=gbL-mZg2kzat2rCu
※ぜひ、チャンネル登録、高評価!よろしくお願いしますm(_ _)m
今回の失敗事例(動画コンテンツマーケティング)
今回ご紹介する失敗事例は、『動画コンテンツマーケティング』。
15年ほど前からスマートフォンが市場に出始め、近年ではスマホのカメラの性能が向上し、写真や動画が非常に簡単に撮影できるようになり、企業側もコンテンツの一環として写真だけでなく動画をうまく活用するようになりました。
そんな中で、多くの個人事業主さんや小規模企業の方々もYouTubeやTikTokなどの動画にチャレンジしたことがある!?もしくはチャレンジしよう!と思われているかと思います。
実は、弊社でも何度かチャレンジしたことがあるのですが、そのほとんどが失敗に終わってしまいました・・・そこで、恥ずかしい話ですが、弊社での動画コンテンツマーケティングの失敗事例を中心に今回はご紹介させていただきます。
- 流行に乗っかって大失敗
- 目的を見失って大失敗
- 台本・撮影・編集、一人でやって大失敗
以上の3つをご紹介させていただきます。
(1)流行に乗っかって大失敗の事例
YouTubeが流行り出した頃、またTikTokが流行り出した頃、それぞれの時期で弊社でも動画を使ったマーケティングにチャレンジしてきました。これが失敗の始まり。
結局、流行に乗っかったのはいいんですが、まだまだビジネスで使うには早すぎた!ということです。
今でこそ、YouTubeもTikTokもビジネスで使われるのが当たり前になっていますが、流行り始めた当初はどちらかといえばエンターテインメントでの利用がメイン。ビジネス系のYouTubeやTikTokなんて、誰も見向きもしなかったわけです。
ただ、せっかくのコンテンツ!作って損はないはず!と思いきや、ビジネスの話なので、どうしても内容として古くなってしまい、あまり使えないものになっているんですよね。
そういう意味で言えば、マコなり社長のチャンネルのように、仕事で使えるグッズとかテクニック、生活の改善など、ビジネスマンにとって普遍の内容であれば、コンテンツとして良かったと思いますし、また、いろんなビジネス本の紹介チャンネルのような形も非常にうまいコンテンツの作り方だと感じました。
そんな反省点を踏まえ、現在では、コンテンツとして長期間使えるように、マーケティングの事例紹介をおこなっております。興味のある方はぜひ下記より一度ご視聴ください。ついでにチャンネル登録とか高評価をいただけると!めっちゃ嬉しいです!!
(2)目的を見失って大失敗の事例
次の失敗事例は、あるソフトウェア会社の事例です。こちらの企業さんは、従業員数が数名ですが、地元地域のいろんな企業のソフトウェアを開発している企業でした。ただ、昨今の人手不足の現状から、新しい人材の採用がうまくいかず、その課題を解決するためにSNSを活用して新規採用を行うことにしたそうです。その際、動画で自社の紹介をするため、制作会社とも相談し、5本ほど動画を作られました。作った動画は、自社の理念などを紹介する3分動画、社長さんの1分程度の挨拶動画、そして、従業員さんの働いている様子などを写した2分程度の動画を3つ作られました。
と、ここまでは何ら問題がないように見えますね。確かに、SNSが重要になっているので、企業側もうまくSNSを活用して自社を伸ばしていくことに使っています。ですので、今回の事例でも非常にいい使い方のような気がします!
ですが・・・ここに大きな落とし穴があったのです。
弊社の方に相談があったのは、その動画を作られてから数ヶ月後。知り合いのコンサルタントの方を通してのご相談でした。
ここまでの話は事前に伺っていたので、何が問題なのか!?と思っていましたが、社長さんから受けた相談が、「実は、採用の問い合わせはいくつかいただいているのですが・・・どれも弊社が求める人材ではないんですよね。」というものでした。
つまり、この企業では、これから事業を伸ばしていくためにソフトウェア開発のための人材、端的にいうとエンジニアを求めていたのに、今回の採用動画で応募してくるほとんどの人が、エンジニアではない人ばっかりだったのだそう。
それを聞いて納得できました。『自社の本当の目的を、動画を作ることに集中しすぎて見失ってしまったんだな』と直感したわけです。
こういった事例は何もこの企業だけではありません。コンテンツマーケティングにはよくある話です。
- 新規集客が目的なのに、全く新規集客ができない。
- リピート客を作ることを目的としたのに、全然リピートに繋がらない!むしろ新規ばかりになってしまった。
- 見込み客を集めることが目的なのに、見込み客が全く集まらない。
などなど。この原因は結局はコンテンツを作ることが目的にいつの間にか変わってしまっていることが最大の原因。特に、動画制作などは、自社ではできないから、制作会社にお願いすることが多いと思うが、その際、制作会社としては見栄えとか伝わりやすさなどを考慮するため、ニュアンスや雰囲気など、当初の目的とずれてしまう可能性がある。
だからこそ、コンテンツを作る際には『目的』を具体的にはっきりとさせておく必要があるわけだ。
ということで、紹介した企業さんはいくつかの動画を少しばかり差し替えを行い、エンジニア向けの募集だとしっかりわかるようにされ、うまく採用に繋がった。
(3)台本・撮影・編集を一人でやって大失敗!
最後は、動画コンテンツの技術的な部分について。
動画コンテンツを作る際には、台本や撮影方法、また動画の編集と色々やることがある。台本自体はテレビドラマのようなものすごくしっかりと作り込んだりする必要はないが、ある程度、どういった内容の話をするのか?動画の流れなどを作っておくことは必要。
また、撮影用の機材は、スマホで十分だが、ブレをなくすために固定するとかブレが少なくなるような機材を用いると良い。
そして、最後に編集。余分な部分のカットや音声のチェック、BGMを入れたり、オープニングやエンディングを入れたりするのも大切。また、ショート動画であれば、できれば字幕をつけるのが最適。
とこのように、実は動画コンテンツを作ろうと思うと、結構やることがたくさんあったりする。
現在は、比較的いろんな部分で、AIを活用することで作業効率アップさせることができるので、ぜひともAIをうまく活用することをオススメするが、弊社が動画コンテンツを作り出した当初は、まだまだAIが出る前だったので、この内容を毎日一人で行なっていた。
※AIについては後述します。
流石に、通常の仕事もこなしながら、台本を準備したり、撮影した動画を編集したりと、かなり大変だったので、1ヶ月も続けることができませんでした・・・。当時であれば、外注や社内での分業を考えるべきだったと反省しております。
【動画コンテンツ作成におけるAIの活用について】
AIが発達した現在では、例えば次のような形でAIを活用し、少人数でも十分に動画コンテンツを作ることができるようになった。
- テーマは自社で決めて、その台本のシナリオはチャットGPTなどのAIに任せる。
- 動画の字幕はVrew(ブリュー)というAIを利用して簡単に編集。
- オープニングやエンディング、サムネイルといったものも、Canva(キャンバ)などのデザインツールのテンプレートを活用して、あっという間に作成。
今後は、台本を入力すると自動的に動画を生成してくれるAIの精度がどんどん上がっていくと思われるので、撮影自体も最小限のものだけで良くなると思われる。
失敗から学ぶマーケティング
マーケティングってめちゃくちゃいろんな意味があるし、ドラッガーをはじめ、いろんな方がさまざまな定義をしている。
けれども、私としては、マーケティングとは『目的を達成するための仕組みを作ること』だと思っている。
今回ご紹介した動画のコンテンツマーケティングでも、いろんな目的があった。新規集客などに繋げたい!採用にうまく使いたい!などなど。まずはしっかりとその目的に沿った動画を作ること。そのための下準備などでは、AIをうまく活用するなど、現在では、いろんなやり方ができる。
ぜひともあなた自身も、うまく活用して、自社のマーケティングに活かしていただきたいと思っております!
本記事を最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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